肌から病気を癒すタッチング
昨年末に5冊目の本“肌から病気を癒すタッチング”をコスモトゥーワンから出版しました。今までの本はビタミンマッサージ、アロマセラピーを表看板として出していましたが、今回はタッチングがテーマです。
推薦文は日本腫瘍学会理事長、独協医科大特任教授の松崎茂先生に書いていただきました。松崎先生はこの本の推薦文の中で医療分野での問題点をタッチングを通して鋭く指摘しています。“発ガンの危険因子としても、ストレスがあげられます。ガン治療や再発予防においても、精神的な影響が大きいことは多くの研究者により指摘されております。
しかし、精神的な面は、これまで一部の医師を除いてほとんどないがしろにされてきました。現在は、医師に受診しても、短時間診療と、最新医療機器による検査への過信によって、理想的な診療が必ずしも行われておりません。
診断の基本である問診、視診、聴診、触診、打診が十分に行われておりません。触れるというコミュ二ケーションなどもほとんど行われておりません。なかにはタッチングの治療効果に気づいている医師がいないわけではありませんが、そのために余分の時間を割くことができず、お座なりの医療を続けているのが実情です。”
以前、今のようにベビーマッサージのことが知られていなかった頃に、知り合いの中国北京の産婦人科病院を訪れたことがあります。そこでは退院するまでの1週間、看護師が病室で大変熱心にベビーマッサージを行い、指導していたことに驚いた記憶があります。またその後の1ヶ月検診の時もベビーマッサージの研修に時間を割いていました。
ベビーマッサージ効果はマイアミ大のタッチリサーチ研究所で様々な研究がされています(http://johnsons.jp/tachcare/)。タッチングが育児の現場から失われていることによってサイレントベビーが増加していると言われていますが、サイレントベビーがそのまま大きくなると、人の話を聞き取ろうとする力や話す力に遅れが目立ち、コミュニケーション能力が低い、引きこもりや犯罪に走る可能性が高くなると指摘されています。今では乳児、幼児が母親との接触が深いほど、その満足度によって独立心を持つようになると言われています。
また、痛みに対してもタッチングの効果があきらかになってきています。子どもが怪我をしたりして痛がるとき、「いたいのいたいのとんでけー」と手を当てていますが、このことはゲートコントロール理論で説明されています。神経には触覚や圧覚を伝える太いA-beta線維と痛みを伝える細いA-delta線維があります。触覚のA-betaは、A-delta線維よりも速く信号を伝えて、痛みよりも先に脳に達するため、手を当てることにより痛みを伝えるゲートを閉める働きをします。











コメント