アロマと免疫
5月26日品川インターシティーでアロマセラピーの特別講演会が開かれました。主催はJ-EAT日本統合セラピスト教育協会で私はこの会の会長を務めています。
現在アロマセラピーなどの自然療法は統合医療の一環として様々な医療機関に受け入れられつつあります。そのような医療現場においても活躍できるセラピストの養成を目指しているのがJ-EATです。J-EATは分子栄養学、精油の勉強、ビタミンマッサージの実技指導などビタミンセラピスト30時間認定講座を中心に活動しています。
今回は帝京大学医真菌センター教授 安部先生と韓国京畿大学代替医学大学院教授 CHO先生を招いて特別講演会です。二人の先生は私の古くからの友人です。安部先生の研究室では精油と抗菌作用、免疫作用についての報告を数多く発表しています。今回は香りと免疫についてお話しをしていただきました。
CHO先生は精神科のドクターでもあり、財団法人大韓アロマ協会会長を務めていますが
、各精油がどのように精神的な影響を与えているかを研究しています。10年で2,000名の患者にアロマの吸引,足浴の治療をして、うつ病、不安症、不眠症などに効果をあげています。特にオレンジ、レモン、ユズなどの柑橘系の精油を使うことで、薬物の負担を減らし、睡眠を自然に誘導でき、不安を抑える物質の分泌を促進することを確認しています。またリラックスのα波を出すにはラベンダー、カモミール、フランキンセンス、サンダルウッド、集中のβ波を出すにはペパーミント、ローズマリー、ユーカリを使用し治療にあたっています。
セラ治療院では関節リウマチや変形性膝関節症などの炎症を伴う疾患に対してゼラニウムロザを1%前後含んだビタミンEオイルでマッサージして効果をあげています。歩くのにも不自由な患者さんが半年、1年で関節の腫れがきれいに無くなり、杖もつかずに歩けるようになり、海外にも一人で行けるようになった例が多々あります。
その作用を医学的に明らかにしたのも安部先生の研究室です。炎症を起こす物質をマウスに注射すると好中球が集積され、炎症が起こります。そこにゼラニウムオイルを塗布すると、その炎症が抑えられます。またその好中球の集積はマクロファージから作られるTNFというサイトカイン(生理活性物質)が後押ししますが、そのサイトカインの産生を抑えるのがティートリーです。
その他、アトピー、喘息などのアレルギーについてもヒスタミンを外に出さないようにするのがラベンダー、カモミールであり、抗ヒスタミン作用はティートリー、また活性酸素の産生を抑えるのがセージなどということを医学的に明らかにしています。精油を嗅いだり、マッサージすることは家庭で出来ることです。
良く寝れないときにはジュニパーやラベンダーを枕元に置いたり、疲れたときにはグレープ
フルーツやユズを机の上に、咳き込んでいる時には前頚をもみの木の香りでマッサージするといった香りとタッチングは即効性があり、びっくりすること請け合いです。ただ安部先生からの注意事項ですが、同じ精油をマッサージで1ヶ月以上使うとIgE抗体が増え、稀にアレルギーを起こすことも考えられます。精油を時々変えていくように注意しましょう。












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