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メタボリックシンドローム

古くからの友人である旭丘光志さんが“内蔵脂肪「そうじ」力”という新しい本を出版(発行所:経済界)しました。内容はメタボリックシンドロームについての克服法で、日本ではメタボリックシンドロームについての初めての単行本になります。その中で香りが脂肪の燃焼を促進するアロマセラピーについて、セラ治療院が紹介されています。

昨年10月のコラムでも書きましたが、今まで高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病をそれぞれ独立した病気として捉えていたのを、内臓に脂肪が蓄積することにより、これらの様々な病気が引き起こされている状態をメタボリックシンドロームと定義し、治療していこうと日本肥満学会、日本内科学会など8つの学会が、一昨年春に診断基準をまとめました。その基準はまず内臓脂肪の蓄積を必要条件とします。

下腹部,腰周り、太もも,お尻の回り、皮下に脂肪が蓄積するのを皮下脂肪型、洋ナシ型といい、内臓の周りに脂肪が蓄積するのを内臓脂肪型,リンゴ型といいます。内臓脂肪の蓄積はへその周りの径が男性で85cm以上、女性で90cm以上で判定します。その条件に加えて、他の3つの項目の内、2つ以上の項目を満たした場合にメタボリックシンドロームと診断します。

①トリグリセリド(中性脂肪) 150mg/dL以上、またはHDLコレステロール 40mg/dL以下

②最大血圧 130mmHg以上、最小血圧 85mmHg以上

③空腹時血糖 110mg/dL以上

資生堂ライフサイエンス研究センターではグレープフルーツ、エストラゴン、フェンネル、ペッ016_mbp029_3 パーなどの香りは交感神経を活性化、ノルアドレナリンを分泌、カフェインとの相乗効果があり、UCP3というタンパク質を発現し、脂肪細胞内での効率的な脂肪燃焼するという理論を構築しました。これらの精油を使い20~30代の女性が1か月、気になるところをマッサージして、ウエストが2cm以上減少したのが40%、ヒップが2cm以上減少したのが35%、体重が2kg減少したのが25%と報告されています。

また中国の果物ライチから抽出したポリフェノール、オリゴノールも脂肪細胞の蓄積を抑制する効果があります。脂肪細胞は自らアディポネクチン(アディポサイトカイン)というタンパク質を分泌して脂肪を燃焼していますが、細胞内の活性酸素〔酸化〕によりアディポサイトカインが悪玉になることで脂肪が燃焼出来ず、脂肪が蓄積していきます。高脂肪食にオリゴノールを与えたマウスと、高脂肪食だけを与えたマウスの活性酸素の量を比較したところ、オリゴノールを与えたマウスの活性酸素量は30%以上少なくなります。

セラが発売している中国茶に多く含まれているEGCGというエピガロカテキンガレートもポリフェノールです。ポリフェノールは植物が紫外線から身を守るために蓄えている抗酸化物質です。我々は植物、果物から抗酸化物質〔ポリフェノール〕を抽出し、利用して身を守っているわけです。

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