骨粗鬆症とカルシウム
5月の初めにMさん(60代女性)が来院されました。彼女のお兄さん、奥様、お嬢さん方一家がセラ治療院に7,8年前から治療を受けに来られています。Mさんは、腰椎のすべり症でボルトを腰椎に入れるという8時間に及ぶ手術の同意書をお兄さんに頼みました。
しかし、お兄さんの知り合いが同じ手術をして、そのあと状態が悪化していたのを見ていたので、なるべく手術を避けたいとお兄さんの紹介で相談に来ました。Mさんは右を下にして「くの字」にしなければ寝られない状態で、右そけい部、太ももから膝にかけて痛みがひどく、膝から下はしびれ、排尿にも支障があると訴えていました。話を聞いてみると、職場では何十年と座り続け、10年前から骨粗しょう症の診断を受けていました。
今までタンパク質の不足があったためと思いますが、何日かしてサプリメントのプロテインを牛乳に溶いて飲むのが美味しいと、もっとたくさん飲みたいと言って来られました。筋肉はタンパク質、骨も四分の三はタンパク質です。ですからタンパク質の摂取量が回復の決め手となります。
ゼラニウムロザの入ったマッサージオイルでの治療で様子は3回目から変わってきました。非常に早い回復で、軽いマッサージも出来るようになり、日常の痛み、しびれも無くなってきました。5月初めから週1回の治療を続けており、今では散歩も自転車も難なくこなし、念願の犬を飼い始めました。食事を一変し、治療を続けることで信頼感、安心感を強く持たれています。毎日を張りのある気持ちで過ごしているとおっしゃっています。
骨粗しょう症は閉経期以降の女性に多く見られます。これは性ホルモンの分泌が減ると副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、骨からカルシウムが遊離していくためです。また食事をまともに取っていない、運動もしない若い層にも広がっています。カルシウムの摂取が不足した状態では補う量以上に骨からカルシウムが遊離していくといわれています。これをカルシウムパラドックス(逆説)といい、ますます骨はスカスカになります。「粗」はアライを、「しょう」はスを意味し、つまりスの入った大根のように粗くなった状態です。
カルシウムは99%が骨、歯に蓄えられ、骨から残りの1%が心臓、筋肉、神経伝達などに必要に応じて使われていきます。また体液のpHはカルシウムイオンのよって左右されます。pHは加齢とともに低下していきます。貝殻などのカルシウム剤は骨にいきづらく、骨にいきやすい食べ物は乳製品です。毎日の食生活に取り入れたいですね。
株式会社 セラ 町田 久













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