セミナー報告
7月21,22日札幌でAHCC研究会第15回国際研究報告会が開かれました。今回から経済産業省が後援する意義のある会になりました。今年もアメリカを始め韓国、台湾、中国、タイ、スイス、スペインなどからドクターが集り、活発な討論が2日にわたって行われました。
基調講演はテキサス大学のKulkarni先生が“保健の免疫工学、栄養の果たす役割”をテーマに話されました。先生は食事と健康の関係について、現在は極めて重要な生物医学分野を築き、栄養免疫学という分野で基礎から臨床応用にいたっていること、また機能性食品は特に加齢と慢性病の治療において顕著に有益な役割を果たし、重病においてはいくつかの場面で補助的な役割を持つ可能性があると話されました。他に基礎データの発表が15件、臨床の発表が5件ありました。
中国からはセラと交流のある福建中医学院から7名の先生が参加されました。中国福州を出た時は38度の気温があったそうで、札幌に着いたときの気温が15度とかなりの温度差がありました。それでもちょうど始まった札幌大通りのビール祭りに行って、大きなビアジョッキーで乾杯をしてきました。
24日は東京に戻り、セラと福建中医学院との交流20周年を記念した講演会を開催しました。福建中医学院は大学、大学院合わせて学生数9000名、教職員2800名で、鍼灸、骨傷、中西医学など9つの学部を持っています。付属病院は福州市に2つ、アモイなど他に3つあり、留学生は台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ドイツからなど300名を越しています。熱帯地方の伝染病、老人病などで優れた研究が行われています。
昨年、第二付属病院の敷地の中に3階建ての病棟が建ちました。1階がセラ医療美容科15ベット、2階、3階がセラ健康回復センター60ベットで、以前病院の4階にあったものが独立してセンターが作られました。講演会では医療美容科の主任、陳先生による講演とモデルを使ってのデモンストレーションをしていただきました。
医療美容科では、患者は漢方薬の処方で内服をし、美顔のマッサージを受けます。まずラベンダー、ゼラニウムロザの入ったセラオイルでマッサージをして、それからその患者さんに必要な漢方エキスのクリームを2,3種類皮膚から浸透させるように、下唇の下、顎のかみ合わせのところ、目の下、耳の回り、こめかみの所などのツボを刺激しながらマッサージをして、それから漢方エキスが染み込んだパック剤をして、最後に顔の鍼を30本以上打っていきます。
この鍼は日本から持ち込んだもので、鍼管を使う0,12㎜の細い鍼です。セラオイル、日本の鍼を使う、中日合作の形を採っています。その会で日本腫瘍学会理事長の松崎先生に統合医療について講演していただきました。
先生は話の中で日本の現状のガンの治療に触れ、延命治療だけでなく、QOLを改善する治療の必要性を訴えています。病気を診ても病人を診ていない3時間待ちの3分治療、余命告知で患者に絶望感を与える医師の暴言など現状治療の欠点を指摘して、医療関係者だけでは治療は達成できない、本人、家族、友人、知人が関与しなくてはいけないと言われました。以上のような先生方の講演により、内容の濃いセミナーとなり、有意義な時間となりました。
セラ 院長:町田 久










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