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天然・天然型・合成の違い

ビタミンEには、α(アルファ)、β(ベーター)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類が自然界には存在しています。サプリメント・マッサージオイルに配合されているビタミンEには、その抽出・製造法によって、天然ビタミンE、天然型ビタミンE、合成ビタミンEの種類にわかれます。

天然ビタミンEは、大豆油などから蒸留抽出したビタミンEで、d- α-トコフェロールと呼ばれています。

天然型は、植物油を精製する際に生じた油かすに含まれるビタミンE(β,γ、δ)に酢酸,ニコチン酸、コハク酸などをつけて化学処理をして安定化したものです。

〝天然ビタミンE〟と記載されているサプリメントやマッサージオイルなど市場に出回っている90%以上は天然型といわれています。天然型を天然と記載しても表示上での問題はないそうです。

天然型ビタミンEは、酢酸で処理したものを酢酸d-α-トコフェロール(トコフェリール)と呼んでいます。

合成品は石油から人工的に製造したものです。

dl-α-トコフェロールと呼ばれています(酢酸、コハク酸誘導体もある)

それぞれにおける体内での生理活性は、合成<天然型<天然の順で高くなっていきます。

経口摂取されたビタミンEは、腸管から吸収され肝臓に取り込まれます。肝内にはd-α-トコフェロールと優先的に結合するレセプターがあります。

d-α-トコフェロールのみが輸送蛋白質と結合して、体の各組織へ血液を通じて運ばれていきます。これがd-α-トコフェロールが、体内での生理活性が高い大きな要因となっています。

Gum06_cg02001 d-α-トコフェロールは、血液を通じて末梢細胞にまで運ばれ、生体膜の構成成分として生理的役割を発揮します。

天然型の場合、酢酸などがついているので、肝臓内において、αα-トコフェロール輸送蛋白質と結合することができません。

天然型ビタミンEは、体内において酵素の働きによってトコフェリールからトコフェロールに代謝されますが、この変換には、個体差があります。

この代謝は、低蛋白では難しく老齢化でも難しくなります。また、体質的な個体差があるので、せっかくビタミンEを摂取しても代謝を高めていくというビタミンEの働きを期待することが難しくなります。

また、皮膚から吸収されたビタミンEは細胞に吸収されるものと、血液中に入り、d-α -トコフェロール輸送タンパク質と結合して必要な各組織へ運ばれるものがあります。

ここでも、トコフェリールからトコフェロールへの変換(代謝)が行なわれますが、やはり個体差の問題がでてきます。

天然ビタミンEは、体内で行なわれる3,000の代謝に必要なビタミンです。ビタミンEは細胞に常駐してさまざまな働きを行ないます。

抗酸化などの働きは、天然も天然型も変わらないのですが、3,000の代謝を高めていくビタミン、情報伝達としての役割を果たすことが出来るのは天然ビタミンEです。

天然型や化粧品などに配合されているビタミンE誘導体(水溶性ビタミンE)などは、抗酸化としては有効ですが、体内においてはトコフェロールに代謝されなければ生理活性を高めていくことが出来ません。

基本的な代謝レベルを高め、「若返りのビタミン」と言われているビタミンE本来の働きが期待出来るのは天然ビタミンEが最も有効性が高いと言えます。

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